事例04

エレベーターのない集合住宅の4階にお住いの事例

Dさんさん 【 80代~90代 / 男性 】
病名 廃用性障害、誤嚥性肺炎
介護者 妻、娘
利用サービス
  • 訪問看護
  • 訪問介護
  • 通所リハビリ
  • 訪問リハビリ
訪問期間 1年

在宅療養までの経緯

慢性腎不全にて前医通院されていた。膀胱癌に対して手術後、バルーンカテーテルを留置されていた。腎性貧血のためエリスロポエチン製剤を月1回注射していた。肺炎での入院加療をきっかけに、生活機能が低下した。当院へ相談があり訪問診療開始になった。

自宅での経緯

訪問診療で介入後も誤嚥性肺炎を繰り返した。

誤嚥性肺炎を繰り返し、嚥下機能の低下が疑われた。口腔ケアや食事形態の見直し、嚥下訓練などの対策は行った。

低酸素血症を認めたため在宅酸素を導入した。

CVポート造設

嚥下機能の低下のため、誤嚥性肺炎を繰り返す。胃瘻やCVポート造設について説明したところ、CVポート造設を希望されたため、病院でCVポート造設を行ってもらった。

高カロリー輸液を併用しつつ、経口摂取も継続

高カロリー輸液をおこない水分と栄養を補充しながら、経口摂取も続けてもらった。比較的安定した状態で1年間ご自宅で療養できた。

最終段階では病院での入院加療を希望された。

スタッフより

誤嚥性肺炎を繰り返した事例で、栄養方法について①胃瘻、②CVポート、③これらの侵襲的処置は行わず末梢点滴にとどめる、を提示した。
本人、ご家族、訪問看護やケアマネジャーと相談しながら、治療方針の決定を行った。室内歩行は何とかできている状態だった。エレベーターのない集合住宅の4階にお住まいで、自室から介護タクシーまでの移動が大変だった。バルーンカテーテルの交換や、エリスロポエチン製剤の注射のため、毎月病院へ通院していたが、訪問診療を導入することで、通院負担を軽減できた。

関連事例

誤嚥性肺炎を繰り返し胃瘻造設状態であったが、嚥下訓練を行いながら「口から食べる」を支援した事例
https://yukoukai.group/cases/25/
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