こんにちは。中村クリニック医師の片山です。
在宅医として働き始めてあっという間に8ヶ月が過ぎ、
初めて迎える冬の寒さ対策を学んでいるところです。
冷たい手と聴診器で患者さんをびっくりさせないよう
ホッカイロを持ち歩くようにしています。
今回は、訪問診療を行っていて感じる、
ペットの存在の大きさについてお話したいと思います。
最近、大谷翔平選手のワンちゃんが話題になりましたが、
皆さんは何かペットを飼っていますか?
飼っているという方にとって、そのペットはどのような存在ですか?
私自身、猫を2匹飼っていて、現在12歳と11歳になります。
2匹とも生後3ヶ月の頃から飼っているので、
もう12年と11年を共に過ごしたことになります。
仕事から家に帰れば玄関まで迎えに来てくれて
ニャーニャーとエサを催促され、
寝る時にはベッドに寄って来てくれ、
のどをゴロゴロと鳴らすのを聞きながら一緒に休みます。
私にとってかけがえのない愛おしい存在です。
これまで患者さんのお宅を訪問して、
多くのペットたちと出会って来ました。
犬がやはり一番多く、次いで猫が多いと思います。
他にも金魚、メダカ、メジロ、ミドリガメなどなど、
皆さん様々なペットを大切に飼われていました。
ペットたちは、患者さんご自身を癒やしてくれるだけでなく、
ご家族の方も癒やしてくれる存在であるように感じます。
ご病気となり、外に出ることもままならなくなった時、
大切なペットと一緒に過ごすことができるのは、
在宅療養の大きなメリットのひとつだと思います。
そして、訪問する私たちにとっても、
患者さんのペットと触れ合う時間は、診療の間の
癒やしの時間でもあり、患者さん、ご家族との距離が縮まる時間でもあります。
これから寒さが厳しくなりますが、皆さまと、
ペットにお会いできるのも楽しみに、また訪問させていただきます。
暖かくしてお過ごしください。