こんにちは。中村クリニック院長の中村幸生です。
今回は、いきなり家族や友人から「これ何回目?」と言われたり、怒られることが増え、自分が認知症なのではないかと不安に感じている患者様とそのご家族に向けて、「在宅医療」という選択肢について詳しくお話しします。
認知症の初期兆候と不安
認知症は、初期段階において物忘れや繰り返しの質問が増えることがよく見られます。家族や友人からの指摘や反応により、不安感が増してくることも少なくありません。記憶障害は、認知機能の低下のサインであり、早期に適切な対応を行うことが重要です。
認知症の診断と早期対策
認知症の疑いがある場合、専門の医師による早期診断が非常に重要です。初期症状が見られる時点で診断を受けることにより、適切な治療計画を立てることができます。そして、早期治療を開始することで、症状の進行を抑えることが可能です。
在宅医療という選択肢
従来は、認知症の診断や治療は外来診療が中心でしたが、外来診療が難しい患者様にとっては在宅医療が非常に有効な選択肢となります。在宅医療は、自宅で必要な医療や介護サポートを受けることができ、安心して治療を続けることができます。
在宅医療のメリット
- 安心感と安全性:自宅という慣れ親しんだ環境で治療やケアを受けることで、心理的な安心感が得られます。特に認知症の患者様にとって、自宅での日常生活は精神的な安定をもたらします。
- 日常生活の支障の緩和:訪問診療により、日常生活の支障を早期にチェックし、対応することができます。家族も安心してサポートできる環境が整います。
- 継続的な診療サポート:専門の医師や看護師が定期的に訪問し、認知症の進行状況をチェックしながら、最適な治療を提供します。これにより、症状の進行を抑え、患者様の生活の質を維持します。
- 家族の負担軽減:医療スタッフが定期的に訪問することで、家族の負担が軽減されます。また、家族へのサポートやアドバイスも提供されるため、介護がスムーズに行えます。
おわりに
認知症の疑いからくる不安感や日常生活への支障が見られる場合、在宅医療は非常に有効な選択肢です。早期の診断と適切な介護サポートで、症状の進行を抑えながら安心して生活を続けるために、在宅医療という選択肢を前向きにご検討ください。もしご質問やご相談がございましたら、どうぞお気軽に当クリニックまでお問い合わせください。
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中村クリニック
院長 中村幸生
皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。