こんにちは。中村クリニック院長の中村幸生です。
今回は、視覚障害を抱えている患者様とそのご家族に向けて、外来医療ではなく在宅医療という新たな選択肢についてお伝えしたいと思います。
視覚障害に伴う日常の悩み
視覚障害があることで、人とぶつかってしまったり混雑した場所に行きにくくなるなど、外出に対する抵抗感が生まれてくることはよくあります。
これに伴い、患者様は外出すること自体が大きなストレスとなり、生活の質が低下することもあります。視覚障害により自由な移動が制限されることは、患者様の日常生活に大きな影響を与えます。
外来通院の限界
外来通院を続けることが、視覚障害を抱える患者様にとっては一層困難となります。通院のために公共交通機関を利用したり、タクシーを手配することすらも大きな負担です。
また、人とぶつかる心配や混雑した場所を避けたいという気持ちから、予約の取り直しやキャンセルが増えることも少なくありません。
在宅医療という選択肢
こうした背景から、視覚障害を抱える患者様には「在宅医療」という新たな選択肢を考えてみることをお勧めします。在宅医療は、患者様が自宅で必要な医療や視覚補助具のサポートを受けることができる方法です。
この方法を選ぶことで、患者様の生活の質を向上させ、心身の負担を軽減することが可能です。
在宅医療には以下のようなメリットがあります:
- 安心感と安全対策:自宅という慣れ親しんだ環境で治療を受けることで、心理的な安心感が得られます。また、人とぶつかるリスクや混雑した場所への抵抗感も軽減されます。
- 負担の軽減:外来通院のための移動や待ち時間がなくなり、患者様とご家族の負担が大幅に減少します。
- 個別対応:医師や視覚補助具の専門家が自宅を訪問し、患者様一人ひとりに最適な治療プランとサポートを提供します。
- ストレスの軽減:外出に伴うストレスが軽減され、よりリラックスした状態で治療に専念できます。
- 生活の質の向上:日常生活の支障を最小限に抑え、患者様の生活の質を向上させることができます。
在宅医療の具体的な導入について
在宅医療を導入する際には、まずは主治医と相談し、具体的なプランを立てることが肝要です。当クリニックでは、専門の医師や視覚補助具の専門家が在宅医療に関するご相談を承っております。
視覚障害の程度やご家庭の状況に応じて、最適な在宅医療プランをご提案いたします。
また、在宅医療ではご家族のサポートが非常に重要です。そのため、ケアの方法や視覚補助具の使い方についてご家族の皆さまにも丁寧に説明し、サポート体制を整えるお手伝いをいたします。
おわりに
視覚障害による外出の抵抗感やストレスは、患者様だけでなくご家族にとっても大きな課題です。在宅医療という新たな選択肢を通じて、少しでも患者様の生活の質を向上させることができればと願っています。
もしご質問やご相談がございましたら、どうぞお気軽に当クリニックまでお問い合わせください。
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中村クリニック 院長 中村幸生
皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。