こんにちは。
中村クリニック院長の中村幸生です。

今回は、最近物忘れが頻繁になり、同じ質問を繰り返す、行き慣れた道で迷子になるなど、日常生活にも支障をきたしている患者様とそのご家族に向けて、「在宅医療」という選択肢について詳しくお話しします。

物忘れによる日常生活の悩み

物忘れや記憶障害は、特に高齢者にとって日常生活に大きな影響を与える問題です。同じ質問を何度も繰り返すことや、行き慣れた道で迷子になることなど、これらは軽視できない症状です。こうした状況を放置すると、日常生活の支障がさらに大きくなり、患者様自身やご家族にとって深刻な不安となります。

認知症の可能性とその診断

頻繁な物忘れや日常生活での混乱は、認知症の早期症状である可能性があります。認知症の診断は、専門の医師による評価が必要ですが、こうした症状がある場合、早期診断・早期治療が非常に重要です。診断を受けることにより、適切なケアプランを立てることができます。

在宅医療という選択肢

従来の外来診療で診断を受けることが一般的でしたが、外来通院が難しい患者様や、頻繁に診療を受ける必要がある場合、在宅医療が有力な選択肢となります。在宅医療は、自宅で必要な医療や介護サポートを受けることができ、診断や治療を継続的に行うことができます。

在宅医療のメリット

• 安全で安心できる環境：自宅という慣れ親しんだ環境で治療やケアを受けることで、心理的な安心感が得られます。特に認知症の場合、環境の変化が影響を与えることが少ないため、在宅医療は有効です。
• 外出困難の解消：訪問診療により、外出の必要がなくなり、患者様の負担を軽減できます。特に、外出が難しい高齢者や認知症の患者様にとって、この点は大きなメリットです。
• 継続的な診療サポート：専門の医師や看護師が定期的に訪問し、継続的に診断や治療を行います。これにより、症状の進行を抑え、日常生活の質を保つことができます。
• 家族の負担軽減：医療スタッフが定期的に訪問することで、家族の負担が軽減されます。これにより、家族も自分の時間を持つことができ、ストレスを軽減することができます。

おわりに

物忘れや記憶障害による日常生活への支障が増している場合、在宅医療は非常に有効な選択肢です。家族の負担を軽減し、症状の進行を抑えるために、在宅医療という選択肢を前向きにご検討ください。もしご質問やご相談がございましたら、どうぞお気軽に当クリニックまでお問い合わせください。

【お問い合わせ】
電話：070-3351-4715
メール（お問い合わせフォーム）：https://yukoukai.group/contact/

【クリニック詳細】
住所：大阪府大阪市福島区福島7-6-23 日の出ビル3F
訪問エリア：大阪市福島区, 北区, 此花区, 西区

皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

中村クリニック 院長 中村幸生