こんにちは。中村クリニック医師の片山です。
前回は自己紹介をさせていただきました。
https://yukoukai.group/update/2023/07/12/スタッフ紹介 ~安心、そして笑顔を届けたい~/
今回は、在宅医療をこの4月から実際に経験して感じたことや、今の思いをお話したいと思います。
まず、在宅と病院の違いについて感じたのは、在宅は病院と比べて、やはり圧倒的に自由度が大きいことです。
患者さんは、住み慣れたおうちで、側には大切なご家族がいて、ペットが寄って来てくれて、かわいいお孫さんとも会うことが出来ます。
ご家族の愛情たっぷりの手料理を食べられ、好きなお酒を呑むことも出来ます。
愛着のある家具、思い出の写真、お気に入りの絵、昔奏でていた楽器、いつも眺めていた窓からの風景、親しみのある生活のにおいや音、そういったものに囲まれて、患者さんは生きる活力を得て、その方らしく過ごすことが出来ます。
そして、本当に穏やかな表情を私たちに見せてくださいます。
もちろん病院は、24時間医療者が近くにいてくれて、専門的な医療やケアをすぐに受けられるという安心感があると思いますが、やはり在宅は在宅の、何にも代えがたい価値があると思います。
今の私の思いは、在宅で過ごす患者さんとご家族が、少しでも安心して、笑顔で過ごしてもらえるように、在宅医としての実力を高めたい、それに尽きます。
今日の訪問を終え、そのような思いを綴らせていただきました。
また明日の訪問に備えて準備したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。